Gamelan Marga Sari -Blog-

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鳩の死、ワークショップ中
釜ヶ崎のあいりんセンターの近くにある通りに面した1室でワークショップを開始した。3回シリーズの2回目だったが、新しいメンバーも多く、すこしカタい雰囲気だった。ジャワの舞踊をすこし踊って、僕が見たベン・スハルトさんの雨を除ける舞(雨乞いの反対)の話をした。それから、みんなで立ち上がって、ゆっくりと手を伸ばしていく動きをしかけた時、

プスっ

というなんとも言えない音とともに鳩が小型のダンプにひかれた。アスファルトに舞い降りた瞬間だった。

上げかけた手と一緒に開いていこうとしていたからだが、とまり、落下した。

輪になってやっていたので、外を見ていたのは僕だけのようだった。かなよさんとスタッフが外へ飛び出た。立ち上がって、開いていたガラス張りの部屋から通りに出た。わたしがやっておきます、と目配せしてくれたけど、関わらずにはいられなかったし、関わった方がいいと思った。

ぺしゃんこになった鳩を手の上に載せると、まだ暖かかった。頭の横がぱっくりと割れていた。

部屋に戻った。ショックは続いていた。もう一度輪になって、ゆっくり手を上げた。息を合わせてゆっくりと上げて、ゆっくりと下ろす。すこし気持ちが落ち着いてきた。手をもっと、もっと上に上げてみる。上がらない人は、肘を曲げてもいいから・・・。何度も繰り返しながら、次第に合わさった手を、からだのセンターラインに添わせてみる、額、眉間、鼻、口、あご、首、胸、お腹。鼻と口の前で止めて、ゆっくりと息を吹き込んでみる。ふくらんだ掌を胸の前であわせ、みんなで気を合わせながら、ゆっくりとしゃがんで真ん中に流した。すこし待って、もう一度すくい上げて、みんなで立ち上がった。すくった掌のなかみを、まわりの人の掌に流し込んだり、注ぎ込まれたり。その何かは、どんどんと混ざっていった。

もう一度、真ん中に集まって、しゃがんだ。どうしようかと思っていると、岡山さんが「もったいないよ、飲もう。」と言った。みんなで飲んだ。去年、一緒に詩を作って、朗読パフォーマンスをした岡山さん。この前の民衆劇かまがさきも見に来てくれた。でも、その感想とか、コメントとかは無かったし、あまりしゃべったりもしなかった。昨日は、岡山さんが職場のメンバーを5人も連れて来てくれていたのだった。



ワークショップの後半は、外へ出た。散歩の名人岡山さんについて。

雀の巣、狭いトンネル、トンネルの向こうの大きな葬儀屋さん、トンネルのこちら側のコンビニの庇上のハト、高架横のフェンスに絡まった枯れたツタ、道端で何かを修理しているふたりのおっちゃん

ゴミ捨て場で、岡山さんがふざけてプラスチック製の蛍光灯の丸いカバーを、「ぼうしっ」って言ってかぶろうとすると、黒いホコリが飛び散った。

いい散歩になった。ダンスはうまれたのか、うまれなかったのか。
いいワークショップだった、と思う。

IMGP0132_convert_20120309104117.jpg

去年の秋、詩の創作のための散歩をしていた時、岡山さんと新世界にて。
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≪この記事へのコメント≫
すごいことが起こって、それでなんともいえない気持ちのまま、ちょっとした心臓の鼓動や「やるせない」に似た気持ちなんかが、動きの中にうごめいているように文章から感じます。

岡山さんのなにげない行動が、ハトからはじまった作間さんの動揺とかいろんな事を鎮めてくれたのかしら?
2012/03/13(火) 16:18 | URL | きむきがん #-[ 編集]
からだをひらいていっている時って、
すっとなんでも入ってくるので、

鳩がぱっと舞い降りて、
そこへガーとダンプがやって来て、
プスっ、

そして、グサッ、ガクン、となりました。

そこから、からだで、からだをもう一度起き上がらせて、ひらいて、みんなとつながるようにして、もう一度、前より強く、歩き出せるようななった気がしました。

その中で、その最後のところで、
岡山さんのなまの声が、絶妙のタイミングで入りました。その後の散歩でも大活躍でした。

1月に民衆劇を見てくれて、なにかを感じ取ってくれたのだろう、と思っています。


2012/03/16(金) 01:30 | URL | さくましん #JvQfqRII[ 編集]
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