Gamelan Marga Sari -Blog-

*ガムラン マルガサリ*のメンバーによるブログです.
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
釜で釜のおっちゃんになる
1月14日
民衆劇かまがさき「あんこかて人間や!~おっちゃん達の人間宣言~」を、釜ヶ崎にあるこどもの里で上演した。こどもの里は、釜ヶ崎で暮らす生活が不安定な労働者のこども達が集まる施設。

こどもの里
http://www.k5.dion.ne.jp/~sato/

この芝居の主演俳優であり、脚本と演出をするきむきがんさんは、2年前に釜ヶ崎の歴史や実態をテーマに芝居を作ることを決意し、資料集めやインタビューを行った。その取材対象のひとつがこどもの里であり、ここで実際に起こったことが芝居の大切なエピソードになっている。

きむきがんさんの芝居作りの様子 
ずっと過去へ辿っていくと、彼女が出会った貴重な人や資料が出てきます。
http://blog.livedoor.jp/kigang/archives/cat_105551.html

当日は、こどもの里に集まるこどもたち、スタッフ、館長の荘保共子さんがギュウギュウ詰めの客席で見てくれた。

音楽を担当するのは、とりいしん平さん。バイオリン、ギター、キーボードを操り、作曲し、替え歌を作り、歌も歌い、ダンスもするというジャワの芸術家並みにマルチな人。セットの紙芝居の絵も彼が描いている。これがまたうまい。普段は小学校の先生をしているが、先生がミュージシャンをしているというより、ミュージシャンがなぜか学校へ勤めに行っている感じ。もちろん学校でもすばらしくて、教頭もしたそうだ。

そして、ダンスは僕が担当。みんながダンスしたり、芝居したり、音楽する、エッキョー的ソッキョー的作品なんだけど、そのクオリティーについて責任を負う担当はいる。この芝居との、きむきがんさんとの、出会いのことは何度も書いたけど、去年の10月の飛田会館での詩の朗読会。なので、僕は芝居作りの最終段階で関わりはじめたことになる。そのせいもあって、12月の初演の時は、すこしお客さん気分だった。今回は、だんだんと態度がでかくなって、というか馴染んで来たので、美術や演出でも自分の考えを出してみた。きがんさんとバチバチって感じだったけど、必要なことだし、それで舞台もよくなったと思う。

そのあたりのやり取りは、しん平さんが書いている。
http://blog.livedoor.jp/kigang/archives/3248196.html

公演直前には、カメラマンのブルースさんこと武壮隆志さんが3人のインタビューを撮ってくれた。
http://www.youtube.com/watch?v=41NDRUgL4Ws&feature=player_embedded


武壮さんが撮った写真は、彼のブログで。力のこもったいい写真。
http://cowchil.exblog.jp/17337202/

僕のベースにあるジャワ舞踊は、宮廷舞踊なので、王や王子を踊ることが多い。悪役やお猿もいるけど・・・。その中で、僕は、凛としたたたずまい、余分なものをそぎ落とした後に出てくる結晶の美しさみたいなものを目指して来た。しかし、「桃太郎」を始めた時に、鬼をやることになった。自分の中に、自分のダンスの中に鬼を見つけるのは困難だった。ジャワで王のダンスをしている時も、ダンスの幅を広げるために、こどもと一緒にコミカルなダンスをしたり、バリ舞踊の戦士の踊りをやってみたりはしていた。鬼をやりはじめて3年経った時に、バリ舞踊と能の衣装を組み合わせたコスチュームが出来上がった。それを着るようになって以来、すこし鬼のしっぽが見えて来た。その後で、障がいを持った人のダンスとの出会いがある。これはまた別の機会に。

学生の頃、はじめて釜ヶ崎を訪れた。新世界や飛田やドヤや三角公演の持つなんとも言えない猥雑さやどぎつさや時代の錯誤感なんかにクラクラした。しかし、僕の腰は引けていて、シャッターを切ることさえできなかった。そこから、いろいろくぐり抜けての今回である。釜ヶ崎のど真ん中で、釜のおっちゃんの前で、釜のおっちゃんになる。こどもの里の場所の持つ空気、ずっと闘ってきた館長、長い時間をそこで過ごしているスタッフ、いろんな事情を抱えるこどもたち、活動家、運動家、おっちゃん、牧師、カメラマン、劇団スタッフたちのエネルギーが渦巻いていた。からだにわき起こってきた力を、自分の中のおっちゃんへと注ぎ込んだ。自分自身も、いつの間にかおっちゃんになっていたんだろう、思いのほかすんなりとおっちゃんのダンスができた。
(佐久間新)
 
スポンサーサイト
Comment
≪この記事へのコメント≫
ウルトラ新聞師佐久間新!
私としては全然バチバチした感じはないんだけど?これからですよ~~^^へっへっへ。次の公演も超超超~~~楽しみ。出会いに感謝。私やしん平さんをはじめ、佐久間新の魅力にみんながとりつかれてますね♪
今後どんどんわたし達の「かまがさき」深めていきましょうね。釜ヶ崎にうごめく「気の渦」「エネルギー・パワー」を、どんどんまきちらかしてやりましょう^^。今度は佐久間新の目玉がおちてもいいように、皿でも用意しておきます。もっともっと、がんがん新聞師佐久間新と、目玉太郎さくましんと響いていこうとたくらんで喜んでいます。最初にもったさくましんのイメージはすでになくなってしまいました^^。今度は新聞の足跡がたくさん用意されてます。よろしいか?美術隊長よろしく。ええバランスで役割り分担ができてきましたよね?^^え?
2012/01/27(金) 22:01 | URL | きがんです #-[ 編集]
エッキョー的ソッキョー師
上から読んでも しんぶんし
下から読んでも しんぶんし
しんぶんしとおどる さくましん
くるまいすのひととおどる さくましん
ほうしゃのうのおどる さくましん
どこまでいっても さくましん
ひけてた腰がすわりだす さくましん
王子さまがおっちゃんになっても さくましん

50すぎたら、やたら涙もろくなって あきまへん
佐久間さんの釜ヶ崎公演のレポート読んでて
また泣いてしもた
それぞれの人生の道行きが
ここで 今 クロスして それぞれのダンスを踊ってると
おもうとおどるじわっと どばっとなけてきた

ありがとう さくましん
ありがとう きむきがん
ありがとう ぶるーす
ありがとう みんさん
ありがとう みんな
ありがとう かまがさき
2012/01/28(土) 08:01 | URL | しん平 #-[ 編集]
この芝居は、何よりも大切なのは、多くの場所で、たくさんの人に見てもらうこと。
そのためには、何度も繰り返さなければなりません。

即興を繰り返すこと。
繰り返しを即興すること。

その答えを探しにいきます。
2012/01/29(日) 00:26 | URL | さくましん #-[ 編集]
この芝居の大切なことは、メッセージを伝えること。
ダンスの大切なことは、見えにくいものや言葉にしにくいものを伝えること。

このふたつを両立させることを、探っていきます。

きがんさんは、
舞台上で、確かに、お客さんたちの深いところへ繋がっていきました。
言葉と演技の力です。

ダンサーは、
自分のからだを通して、
見ている人のからだに入り込んで、
見ている人をからだに入り込ませて、
遠いところ、深いところへ、一緒に旅立つのかな?
2012/01/29(日) 00:31 | URL | さくましん #-[ 編集]
この芝居XダンスX音楽のエッキョー的ソッキョーの中で、
僕は旗門を通過する滑降の選手のように、すごい勢いで滑って行きます。

自分の持っている力を総動員することの出来る場、そういう舞台にして行きたいです。
2012/01/29(日) 00:34 | URL | さくましん #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Copyright © 2017 Marga Sari All Rights reserved.
Designed by aykm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。