

秋です、大阪ピクニックの季節です。今年も船場アートカフェの主催で開催いたします。第4回目のテーマは、「その後の世界で」。2011年3月11日を境に、私たちを取り巻く世界は変わってしまったように思います。このプロジェクトでは、耳を澄まし、鼻腔を開き、産毛を逆立てて、街を感じて、ダンスの種を探してきました。時には、坂を転がり、壁にしみ出す水に頬を寄せ、空き地の砂をなで回したりしてきました。阿倍野の墓地の裏で出会った空のように、都会の中に、不意にあらわれる自然にからだとこころを踊らせてきました。
しかし、目に見えない、放射能が飛び回っている「その後の世界」で、これからは、どうやって街とつきあって、ダンスをはじめたらいいのでしょうか。みなさん!一緒にはじめませんか、生き延びるためのダンスを。
放射能が飛び散っている中で、ピクニックはどうなっていくか?
その辺りが、今回のテーマになります。
・水たまりに入ったり
・マンホールに顔を寄せたり
・思いっきり深呼吸したり
・アスファルトに寝転がったり
といった、ピクニックの醍醐味であり、ダンスの原点が脅かされています。
生きること、表現すること、そのベースとなる環境が脅かされていることを、からだから迫りたいと思っています。
大阪ピクニック04「その後の世界で」ワークショップ
日時:第1日11月4日(金)午後6時30分~午後9時30分
第2日11月5日(土)午後1時~午後5時
第3日11月11日(金)午後6時30分~午後9時30分
場所:船場アートカフェ(注:移転しました。)
定員:各回10名(事前申込制・無料。3回とも参加出来る方優先)
ナビゲーター:佐久間新(舞踊家)
ゲスト:田中みょん(ダンサー)、ほんまなおき(船場カフェ・ディレクター/大阪大学CSCD)
大阪ピクニック:岡部太郎、御中虫、高岡伸一
主催:船場アートカフェ(大阪市立大学都市研究プラザ)
料金:参加無料(当日先着順受付)
主催:船場アートカフェ(大阪市立大学都市研究プラザ)
大阪ピクニック:岡部太郎、御中虫、高岡伸一
お問い合わせ:船場アートカフェ tel/fax 06-4308-4900
e-mail art-cafe@ur-plaza.osaka-cu.ac.jp(船場アートカフェ事務局:高岡宛)
参加される方は、当日までに佐久間宛にメールをいただいても結構です。
<内容予定>
第1日 街を感じるためのからだワークショップ(場所:船場アートカフェ)
初日はからだの感度を上げるワークショップを行います。それから、「その後の世界」で、どうやって街を感じたり、街で遊んだりするのか、大阪ピクニック冊子を参考に、参加者全員でディスカッションします。ピクニックへ出かける場所も考えます。
第2日 街でのピクニック(場所:未定)
2日目は、実際に街へ出かけてみます。ダンサーは、何を感じて街を歩いているのでしょう。街とからだが交信するところに、ダンスの種がうまれるかもしれません。
第3日 感じるからうまれる新しいからだ、新しい街(場所:船場アートカフェ)
最終日は2日目の映像や写真を鑑賞しながら、そこにどんなからだの感覚や街がうまれているか?「その後の世界」と、これからどうやって関わっていくのか。生き延びていくためにどんなダンスを踊るかを、みんなでディスカッションしたいと思います。
<これまでの大阪ピクニックより>
2011年2月20日 大阪ナイトピクニック (撮影:岡部太郎)動作の都合上スモールサイズでご覧下さい。
http://gallery.me.com/urourota/100034
また、ひとりでピクニックしてきたよ、という方がいれば、ご報告をお持ちしています。写真、映像、文字なんでもOKです。
大阪ピクニック
佐久間新
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