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ジョグジャスピリッツ
7月25日から8月3日

インドネシアのジョグジャカルタにあるSLB 3 (Sekolah Luar Biasa 特別支援学校)で4日間ワークショップを行った。日本から参加したのは,ダンスの僕,美術の池上純子さん、犬飼美也妃さん、川本哲慎さん、遅れて到着の音楽の中川真さん、阪大のグループダイナミクスの諏訪晃一さんと学生の秋山浩太さん。ジョグジャ側は,ISI Yogya(インドネシア芸術大学ジョグジャ校)が協力してくれた。27日に,ISIの学生とともに,SLB 3へ。校長先生と担当のカルラ先生が迎えてくれる。こちらのワークショップの意図を説明する。障がいある人の芸術の可能性と共同作業がしたい、ということ。

学校側は,聴覚障害の生徒10人を対象にしていた。事前に、ISIのジョハンさんを通じて、僕たちが知的障害の人たちと共同作業をしていることは伝えていたのだけど・・・。あらためて、いろんな障がいを持つ人とやってみたいと説明すると,ダウン症、視覚障害、下肢に障害のある5人も参加することになった。1日目は,とにかくまずは仲良くなることを目指して,ダンスで接近した。視覚障害の男子5名の中学生は、このメンバーでずっと一緒にからだでコミュニケーションをとって来たのだろう。5人がひとつの生き物のようだ。

3回のワークショップを通じて,ダンスの種,手話をヒントにしたダンスやコミュニケーション法をいろいろと開発した。美術のワークショップを通じて,コスチュームと舞台のバックグラウンドもできた。4日目の最終日に流れを考えた。ある程度の構成を取りながらも,その場その時に感じることを大切にする流れ。即興性をいかに残すかということに、いつも苦労するのだけど,ここが肝要だ。常に、感じながら動いたり,音を奏でること。なんとかかんとか、リハーサルが終了。

独立した部分としては,
ダウン症のインダと佐久間のダンス
聴覚障害男子5人と佐久間の群舞
美也妃さんと聴覚障害のリンダとの通じにくい手話のコミュニケーション
真さんと視覚障害のリサとの太鼓デュオ
下肢障害のリサのキーボードソロ
など。

それに、
手話を元にしたダンスを使った即興
昆布ダンス
波ダンス
といった全員のシーン。

31日夜
美術の3人が作ったインタレーション展のオープニング。王宮の南広場に近いISIの大学院キャンパスの中庭が会場だ。副学長の挨拶に先だって,なぜか僕もあいさつをすることに。芸術は、目に見えにくいけど、耳に聞こえにくいけど大切なものを表現している。障がいある人は、からだを通じて常にこのことに立ち向かっているので,彼らの表現はおもしろいのだ、ということを伝えた。

挨拶が終わって,蒸しトウモロコシ,バナナ,茹でピーナッツなどの軽食タイムになると,なんだかんだと人が増えてきた。2003年から長期留学中の金属造形の聖子さんやワヤン研究のゆうさんも見に来てくれた。美也妃さん、純子さんが自らのインスタレーションとのパフォーマンスをした。川本さんが篳篥で加わった。その後で,僕は即興のダンスをした。インスタレーションや木々や空や観客を感じてのダンス。ISIの学生の作品に絡んでると、柔らかな女性のシルエットが目に入った。飛び入りダンサーだ。しばらくするともうひとりの男性ダンサーが入ってきた。3人で空気を感じながら踊った。最後は、美也妃さんの作品の米粒を拾って,空に放り投げた。

1996年の夏に、ダルマブダヤがインドネシアツアーを行った。僕は,留学中で1年が経過したところだった。ジョグジャのプルナ・ブダヤ(文化センター)での公演中,真さんが舞台袖にいた僕に向かって,「踊れ!」と叫んだ。即興ダンスなんてしたことのなかったけれど僕は,ジーパン姿で思わず舞台の飛び出て,汗だくになって,身もだえた。すると、長髪の男性が飛び出てきたのだった。すきあらば、踊るのがジョグジャスピリッツか!

1日
創造音楽祭が始まった。ジョハンさんが企画しているフェスティバルで、楽器にとらわれずに生活用品なども取り入れながら、先生や芸術家がリーダーとなって小学生と新しい音楽を作る試み。今年が第2回。留学当時からの友人ちのさんと息子も見に来てくれた。SLB 3と僕たちはゲスト出演をした。小学生5団体の後に,20分ほどの公演をした。当日急に休んだ人もいたりで,少しドキッとした場面も会ったが,みんなのびのびと楽しんでくれたように思う。

公演後、弁当を食べながら、音楽療法のジョハンさん、芸術高校校長でダンスのスナルディさん、現代音楽の作曲家のアスモロさん,美術家でコミュニティアートのオンさんといったメンバーであれこれ話した。即興に対する日本とジャワでの捉え方の違い,インドネシアの芸術教育について,生活用品を音楽に使う必然性や疑問について,などなど有意義な話し合い。

翌日の早朝には帰国。いつもながらジェットコースターの旅。

今回ジョグジャで食べたもの一部ですが・・・
クイチャウ・ゴレン(焼ききしめん)@プジョクスマン舞踊団の近く中華Terang Mulyo(おばあさんがひとりで鍋を振り続けている)
イカと鳥のカレー風煮物、揚げなすびなど(パダン料理)@プジョクスマン舞踊団の近くパダン料理Duta Minang(ちょっと高いがジョグジャでは本格的な部類)
ソト・サピ(牛肉のさっぱりスープとご飯)@パタン・プルハン通りのパ・マルト(有名店の本店 安くて手堅くおいしい)
カニのメダンソース、茹で鳥、アスパラとコーンのスープ、フヨウハイ、カイランの炒めなど@メリアホテル近くの中華レザット(行きつけの名店 最近は紹興酒が飲める!みたい)
ナシ・グドゥ(ジョグジャ名物ジャックフルーツの煮物)@クラトン近くのウィジラン通り(お気に入りのユ・ジュンはご飯売り切れだった、残念!)
ペンネのパスタ、本格ピザ@ティルト・ディプラン通りK'Meal(フランス人コックがいた ジョグジャではあり得ない水準!)
ビーフン・ゴレン(焼きビーフン)@ティルト・ディプラン通りクダイ・クブン(味はまあまあ。美術の情報収集のついでに。テアトル・ガラシのダンサーと偶然出会う。)
グラメ・バカール(淡水魚の照り焼き風)@IKIP PGRI近くのシーフードレストラン(池の上の水上レストラン)
などなど、おいしくいただきました。今回は,早朝に家を出ると,夜中まで帰れませんでした。ほんとは家庭料理が一番なんですが・・・。

そうそう、秋には、ISI Yogyaとの共同コンサートが9月18日に河内長野のラブリーホールで,Kratonとの共演が10月10日に立命館大学であります。その打ち合わせも行いました。また、お知らせいたします。
(佐久間新)



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