Gamelan Marga Sari -Blog-

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大阪ピクニック03 作戦会議
去年から,?ピクニックと名付けたプロジェクトを展開しています。2009年3月に大阪の上町?夕日丘、5月に東京の根津から日暮里、10月に大阪の天王寺から帝塚山、2010年2月に夜の大阪の本町界隈をピクニックしました。からだで街を感じる試みです。

今年も秋に、船場アートカフェ主催で、大阪ピクニック03を開催できることになりました。それで、いつどこにピクニックへ行くかの作戦会議を開くことになりました。興味のある方は、ぜひお越し下さい。

大阪ピクニック03作戦会議
日時:6月27日(日)17時?19時
場所:船場アートカフェ
   http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/access.html 
参加希望の方は,メールかコメントをお願いします。
メールアドレス
i-sakumaアットマークmva.bigelobe.ne.jp (アットマークは@に書き換えてください。)


去年の3月と10月の分に関しては,船場アートカフェから記録冊子が出ています。12ページのオールカラーでなかなかきれいです。ご希望の方は、無料でお送りします。その冊子に文章を書きました。

・・・ ・・・

大阪ピクニック宣言

坂を上がると、遠くが見える。からだには、ゆっくりとエネルギーが満ちてくる。鼻から大きく息を吸って、伸びをしよう。
大地に引き寄せられる力を感じたら、からだがゆっくりと滑り出していく。後は、ただ水のように流れて行けばいい。

風を浴びに,雲を眺めに、街を感じに、ピクニックへ行こう。

からだじゅうのあなぼこを開いてみたら、いつもとちょっと違った風景が見える。
うちがそとに,そとがうちに。こころとからだがにじみだす。

からだじゅうをアンテナにして、飛び交うメッセージをキャッチしよう。

鼻の穴の奥を広げると、飛び込んでくる匂いがある。
遠くの音に,近くの音に、耳をすまそう。

手の平を耳にして,足の裏を目にして、
見えにくいものを感じてみよう。

そととうちの境界で,
からだを漂わせて、浮かんでみよう。

ビクンと震えれば、
足の指で大地をつかみステップを踏んで、ダッシュしてもいい。

じっと動かずに,
大きな木や、塚や、岩が語る記憶に、耳をすましてもいい。

あるいは、鳥になって空高く飛び、
風の通り道,大地の裂け目,地球の隆起に、目をこらしてみてもいい。

・・・ ・・・

「大阪ピクニック・プロジェクト」誕生

 アジアの舞踊は、生活や自然と結びついていますし、音楽や美術や文学ともなだらかにつながっています。子どもや老人から、イヌやサルやヤモリといった動物にいたるまで、いろんなメンバーがアートに参加します。そして、舞踊のうごきは、川が山から海へと注ぐような自然の動きに貫かれています。このことをヒントに,実際に,野外へ出て、風を感じ、みんなでからだを動かすところからダンスやアートを考えてみよう、というのがこのプロジェクトの始まりです。

 五感を総動員し、環境やまわりの人とコミュニケーションをはかってみよう。すると、そこに動きや言葉や音や形が生まれ、ダンス、文学、音楽、美術の境界を超えた表現があらわれるかもしれません。また、環境やまわりの人と縦横無尽にコミュニケーションできるようになったからだからは、新しいダンスが生まれるかもしれません。そしてもっと言えば、そういった開かれたからだを通じて、自然やわたしたちのまわりの環境を感じると,今わたしたちが生きている社会や世界で起こっている問題が、もっとリアルな感覚をもったものとして、わたしたちにとって解決しなければならない切実なものになると思うのです。

 この野外へ出て行く試みを「大阪ピクニック・プロジェクト」と名付けました。ピクニックへ出かける場所は、街の中、郊外、河原、博物館などいろいろな場所が考えられますが、まず手始めとして、「坂」をテーマにしました。アジアの舞踊がテーマにしている川になってみたかったからです。川が始まる場所としての坂です。

 船場アートカフェが主催した「大阪ピクニック01」と「大阪ピクニック02」では、1回のピクニックにつき3回のセッションを行いました。1日目は,からだとこころをほぐす身体のワークを行い。実際にどんな坂に行って、どんなことをしたいかの作戦会議をしました。2日目は,実際に坂道へピクニックに行き,そのようすを撮影しました。3日目は,その映像を鑑賞し,どんなことが起こっていたのかを分析しました。この試みには、アジアの舞踊、建築,音,映像、アートマネージメントのそれぞれの専門家にゲストとして関わっていただきました。また、参加された方の中には,コンテンポラリーダンサー,写真家,美術家,まち歩きの専門家といった多彩な方々がいらっしゃいました。

 2日目の実際のピクニックの際には、参加者それぞれが独自の感性で、さまざまな対象に反応しました。古い迷建築,謎の看板や落書き,ヘンテコな偶然的インスタレーション,日だまりの猫たち、居心地のいい路地など、次から次へと興味の尽きない対象が現れました。そのたびに、みんなで立ち止まって、ああでもない、こうでもない、と話に花が咲きました。また、歩道に車止めなどの突起物が現れると、すかさず飛び乗って歩くダンサーがあらわれたり、反響の気になるビルの前では,手を叩きはじめる音の専門家があらわれました。わたしたちは,かなり怪しい集団に見えたことでしょう。

 普段,見ないことにしている、感じないようにしているこういったことに、ひとたび感覚を開いてしまうと,街はおもちゃ箱のようになってしまうのです。普段はどうして見ないことにしているのでしょうか。確かに,そんなことに関わっていると,仕事場にたどり着けなくなってしまいますし、まわりの人からも奇異な目で見られます。でも、こんな楽しいものに対する感覚を閉じてしまっては、もったいないじゃないですか。カメラを持っていると、なんとか怪しまれずにすむという意見もありました。道ばたで姿のいい木を見て、からだで枝振りをなぞったり,デッサンしてはいけないんでしょうか。

 「大阪ピクニック・プロジェクト」は、始まったばかりです。これからどこへ行くのか、なにを目指すのかは、まだわかりません。しかし、ピクニックへ出かけることは、確かに楽しいのです。楽しいことは、必要なことだと思うのです。からだが欲していることなのです。


 坂を探しに,ピクニックへ出かけよう。坂道を上がって,下ってみよう。からだを動かしたついでに、声を出してみよう。鼻歌を歌ってみよう。詩を読んでみよう。笛を吹いてみよう。木の実を転がしてみよう。寝っ転がって、草の匂いを嗅いで、空を眺めて,携帯電話を放り出して,からだを楽にしてみよう。そして、重力を感じたら,ゆっくり、ゆっくりと転がっていこう。


みなさん、一緒にピクニックへ出かけませんか!

・・・ ・・・

そして、映像が2本あります。
ひとつ目は,2009年10月の大阪ピクニック坂編 天王寺?帝塚山。正圓寺での水になって転がるシーンから、松虫通で影ダンスをするシーンまでです。今だったら,もう少しうまく転がれると思うんだけどなあ・・・。
(撮影:本間直樹さん)


ふたつ目は,2010年2月の大阪ナイトピクニック 本町界隈。御堂筋で光の川に出会います。
(撮影:本間直樹さん)

(佐久間新)




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