Gamelan Marga Sari -Blog-

*ガムラン マルガサリ*のメンバーによるブログです.
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
ガムランが地中に響く
5月26日
元マルガサリのまっちゃんと現マルガサリのカワカミさんと、京都の京北町にある丹波マンガン記念館へ出かけた。30日に、マンガン記念館閉館の記念イベントがあり、マルガサリが出演するのだけれど、僕は東京へ行っていて出られない。あまりにも残念なので、この日に出かけることにしたのだ。

豊能町の家を9時半に出発。国道477線に入ると、杉木立の中をガードレールの無い急カーブが続いている。時折現れる池が美しい。11時頃にマンガン記念館着。なんと火曜日は休館日。しかし、事前に高嶺さんにメールをしていて、家族で泊まり込んでいると聞いていたので、塀の横っちょから回り込んで中へ入ってみる。高嶺さんの本「在日の恋人」で見た作業場が見えてきた。チェーンソーや溶接機で作業をしている姿が見える。高嶺さんもいた。

坑道に電気がついているのを確認して、高嶺さんはイベントの舞台作り作業へ戻って行った。僕らは、早速坑道へ入ってみた。

ひんやりしている。年中10度から13度とのことだ。水が上から滴ってくる。中にも川が流れている。メインの通路からあらゆる方向へ坑道が延びている。マンガンという戦争中の武器には欠かせなかった鉱物を探し当てるために伸びた穴。移動するためのトンネルや自然現象で出来た鍾乳洞とは異なる欲望の暗闇だった。在日朝鮮人、非差別部落の人々が手掘りと発破で掘り進んだという。

坑道を出ると、暖かかった。小川が流れていた。顔を洗ってみた。水が冷たかった。記念館に入ると館長の李さんが女性記者にインタビューを受けていた。「丹波マンガン記念館の7300日」李龍植(解放出版)の出版記念だろう。

高嶺格さんの作品「在日の恋人」は、少し高台になったところにある坑道にある。というか坑道自体が作品だ。そこへ、李さん、記者、僕ら3人で向かった。途中でシマヘビが出た。「在日の恋人」坑道には、一人ずつ入らなければならなかった。まず、記者が入った。その間、李さんと少し話をした。高嶺さんの本に強面の人と書いてあった。今時珍しいパンチパーマをかけた風貌だったが、物腰は意外に柔らかかった。記者が出てきた。

「奥まで行く時は暗かったけど、戻って来る時は、明るく感じました。」

「暗いとこから見た方がよう見えるんや。世の中もそうや。」と、李さん。

ふたりは山を下りて行った。カワカミさんに続いて、僕も入った。幅約1.5メートル、高さ約2メートルの坑道をゆっくりと進んだ。所々に高嶺さんが作った焼きものがある。段々と暗くなって、すぐに何も見えなくなる。懐中電灯をたよりに進んでい行く。カビ臭い匂いとともに、根っこのオブジェが現れる。しばらく行った先で坑道がカーブしている。その奥にもさらにオブジェがある。ここで終点。

恐怖心もあったが、なんとかたどり着く。懐中電灯を消してみる。完全な暗闇。手も見えない。でも、何か見えているような感じもある。石の側壁を手でたどりながら、カーブのところまで近づくと、青い光が見えた。入り口から光が差し込んでいるのだ。希望の光。
IMG_1458.jpg

IMG_1461.jpg

地球の歴史の中で、いろんな偶然と必然の中から生まれた結晶が、地中には封じ込められている。その結晶は、時に地表近くに顔出していたりして、その美しさに気づいた人間によって、掘り出される。金属は溶かされ、混ぜ合わされ、叩かれ、武器が生まれた。農機具や狩猟道具も生まれた。そして、楽器も生まれた。そして、それが悲劇を生むこともあった。なんという巡り合わせだろうか。ガムランが再び地中に潜り音を響かせることになった。


以下は、マルガサリのメルマガの引用です。
(佐久間新)



● 燃える世界遺産 ?マンガン・ナイトクルーズ?

 在日朝鮮人の強制連行や過酷な強制労働などの歴史を語るマンガン記念館と、深いつながりを持つに至った美術家、高嶺格さん。その閉館と、そこを舞台に描かれた2冊の本の出版を記念して行われるイベントです。高嶺さん出版の「在日の恋人」には、高嶺さんの結婚式でマルガサリが演奏したことについても書かれています。マルガサリにとっては、初のマンガン炭坑の狭い坑道内でのライブになります。通常のステージではあり得ない演奏になることは間違いありません。マルガサリは21時から1時間出演します。どうぞお楽しみに!
以下、高嶺さんのHPより転載します。

丹波マンガン記念館は、残念ながら2009年5月31日をもって閉館してしまうことに
なりました。(涙)
そこで、マンガン最後の夜をみんなで楽しもうと、タカミネ企画の野外ライブイ
ベントを行います。
李さんの本「丹波マンガン記念館の7300日」と高嶺の「在日の恋人」の出版時期が重なった事もあり、さよならマンガン記念館+出版記念合同パーティー!と相成りました。
洞窟のインスタレーションを見れるのも、これで最後となります。
パーティを彩る豪華ゲストは以下の通り!

二階堂和美
ナジャ・グランディーバ
マルガサリ
レイ・ハラカミ
山中透
チェ ジェチョル(崔 在哲)
Dj tatsuo.y aka Sonten feat Toyo Miyoshi
HTH + マナブ(光蟲)
DJ mamezuka
grooveconnection


燃える世界遺産 ?マンガン・ナイトクルーズ?

日時:2009年5月30日(土) OPEN/START 17:00
場所:丹波マンガン記念館 京都市右京区京北下中町西大谷45番地 
   http://www6.ocn.ne.jp/~tanbamn/
料金:前売 3000円 当日 3500円(税込/マンガン記念館入館料?800を含む)
予約方法:p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、件名を「5/30 マンガン記念館」とし
て、お名前、電話番号、人数をお知らせください。メール受信後数日以内に、受付確認と詳細メールをお送りします。
こちらでチラシが見れます

http://www.takaminet.com/topic/090530/

※ 上記のチラシには、来場にあたっての様々な注意事項が書かれています。ぜひご覧になってお越し下さい。チラシでは京都府立ゼミナールハウスの宿泊をご紹介しましたが、空室はほとんどなくなりました。宿泊に関するご相談は予約申し込みメールに併せて、その旨お伝えください。ゼミナールハウスへ直接連絡しても受付けできません。
スポンサーサイト
Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Copyright © 2017 Marga Sari All Rights reserved.
Designed by aykm
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。