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ビッグ・ブラック・ボックス
1月17日

朝、ゆっくりと骨盤の位置を立てるストレッチを入念に行う。だいぶと腰の具合が良くなるが、油断は禁物。

10時前にホール着。
これまでの3日間は、午前:保育園でワークショップ、午後:映像分析、夜:大人のワークショップ参加者と分析で得られたコレオグラフィーにチャレンジ、という流れだった。

今日と明日は、これまでに得られた50のテクニック、14のクエスチョン、17のアプローチを自由に使って、作品づくりを行う予定。

2?4名のグループに分かれて、30分ほど作戦会議と練習、そして発表、それからディスカッション、というセッションを何度かくり返した。

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この発表がとても面白かった。涙が出るほど大爆笑だった。たまたま、この日始めてやって来た参加者のIさんがいたので、感想を聞くと、長い沈黙の後、「別の世界に来たようだ。」という感想が出て、またみんなで爆笑した。

その発言を聞いて、ヒューさんが思い出したのが、ピジン・イングリッシュ。植民地など、確立した言語を持たない地域に英語が入り込んで出来た混成言語のことらしい。ある地域で、ピアノはビッグ・ブラック・ボックスと呼ばれ、口の中に手を入れるといろんな音を出すもの、と定義されているそうだ。真面目な顔をして、冗談ばっかりいっているヒューさんなので、ジョークかもしれないが・・・。とにかく、この日のみんなのパフォーマンスは、全くピアノを見たことない世界の人たちが、ビッグ・ブラック・ボックスにアプローチするような感じだった。

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このワークショップで、僕が一番驚いたのは、参加者のパフォーマンス力である。10才から79才までと年齢層が幅広く、ピアニスト、ギタリスト、バンドマン、吹奏楽演奏家、役者、ダンサー、先生、マッサージ師などなど、背景もさまざまだった。参加者の多くは、これまでにも、えずこホールで行われてきた野村さんとヒューさんのプロジェクトやいろんなワークショップに参加していたので、かなり考えが柔軟で、パフォーマンスに慣れていたのだろう。とにかく、この日のパフォーマンスは素晴らしかった。

昼食

お弁当と大根煮と湯豆腐。大根は、昨日保育園で抜いたもの、豆腐は蔵王に住む79才のKさんが持ってきてくれたもの。どっちもホクホクで本当においしかった。

昼からは、僕が受け持つダンスコーナー。
まず、テクニック 48)の振り子奏法を、みんなに聞いてもらうことにした。

ピアノ椅子に、足を浮かせて姿勢正しく座り、なるべくおしりが付く面積を小さくして、振り子のようにゆっくりと前後に揺れた。人形になったように腕は全く動かさない。指がピアノにあたる。音が出たり、出なかったり。みんながどう聞いているのか、心配しながら、身体をコントロールすることに集中して、揺れ続けた。

楽器もダンスもするヨシピロさんが感想を聞かせてくれた。
「泣きそうです。」

他のみんなも良かったといってくれた。始めは不安だったが、やっぱりこの奏法はいい音がする、と確信することが出来た。それから、波を送るワーク。僕がみんなに波を送って、みんながそれを感じる。みんなの波を、僕が感じて、すこし大きな波を作る。そして小さな波も。それをくり返す。ヨシピロさんなんか、波にさらわれて、床に叩きつけられている。ゆっくりと波をおさめる。

だいぶリラックスした空気が流れ始めた。気の流れを感じるワークを続けた。みんな思い思いに、たゆたうようにゆっくり動いた。身体の感度が高まる感じ。野村さんが、ピアノ近づき、ピアノに柔らかく触れた。音が空気に流れ込み、空気を震わせた。ゆっくりと時間が流れた。いつの間にか、ヒューさんもやってきて、静かに座っていた。

ヒューさんは、腕の産毛がそよぎ、目の奥に光が溢れた、と。野村さんは、前よりピアノがもっとうまく弾けそうな感じがする、と。後で感想を聞かせてくれた。
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夕方、ワークショップ終了後、ピアノを弾いてみたい気持ちになっていた。ワークショップで、参加者のみんなが楽しそうにやっていたので、かなり触発されたのだろう。振り子奏法を試みたり、子供たちのようにダンスしながら弾いてみたりした。ヒューさんもやってきた。ヒューさんと身体を重ねて弾いたり、腕を絡めて弾いたり。ギタリストのダイスケさんもギターで絡んでくる。野村さんもやってきた。3人でピアノの下に潜り込んだり、追っかけ合ったり。

えずこホールの永山館長が見ている。立派なグランドピアノを二台、自由に使わせてくれて、それを笑ってみている。さすがである。明日のコンサートへ向けて、気持ちが高まってきた。明日は、生まれて初めて、人前でピアノを弾くのだ。

すっかりお腹がすいたが、まずは温泉へ行くことに。養豚場と温泉とレストランがセットになったトントン温泉(?)へ。ゆっくりゆっくり何度も何度も温泉に入る。すっかりリフレッシュ。

えずこホールの玉渕さん、ギタリストのダイスケさんも一緒にホール近くのカレー屋さんへ。ほうれん草とタマゴのカレー、ナン、ヨーグルト風デザート、ラッシーのセット。1,100円也。

暖まったので、珍しくスッと寝られた。
(佐久間新)

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