日曜日は終日、本町のインドネシアレストラン「チタチタ」で、インドネシア語のレッスンである。18日から、港区のギャラリーで、林加奈さんと坪井湯湯さんの展覧会が始まっていたので、見に行くことにした。せっかくなので、ちょっとカラダとココロのバランスを崩しているハラダさんを誘っていくことにした。
加奈さんと湯湯さんは、ガムランを通じて知り合った友人である。ふたりとも結構長いつきあいになる。加奈さんとは、今年の夏インドネシアで、桃太郎対鬼で何度も闘った。いつの頃か、ふたりがユニットを組み、作品を作り始めた。僕がはじめて見たのは、2007年5月のCAP HOUSEでだっただろうか?その時は、「ふたりとも、変なことをはじめたなぁ!」という感想で、正直、何がやりたいのかあまりよく分からなかった。
その後、ふたりがシベリア鉄道に乗って作品づくりをすると聞いた。「面白そうだ。ほんまにやるんや。」と、ちょっとびっくりした。今回の展覧会は、2007年秋に彼女たちがシベリア鉄道に乗って、作品を作りながら旅をした、その記録映像と作品の展覧会だった。
ハラダさんが遅刻したこともあって、ギャラリーに着いたのは、18時20分頃だった。映像作品が50分で、19時には閉まると聞いていたので、心配したが、オーナーの方が、「自宅ですから、大丈夫ですよ。」と言って下さった。映像は後半にさしかかっていて、旅の終了間際だった。ふたりは、中東のカタールにいた。シベリア鉄道でモスクワへ着いた後、北欧を経て、アラブの国まで旅が続いていたのだ。
50分間、映像に引きつけられた。中国から、ロシアへの旅。地平線、湖、夕焼け、揺れ続ける車内、人の良さそうな車掌達や同室の西洋人、中国人。加奈さんと湯湯さんも、表情が段々と変わっていく。薄皮がめくれて、新鮮なふたりがあらわれてくる。とてもいい顔をしている。絵を描いたり、パフォーマンスしたり、とっても自然でいい感じ。小さなボールに張ったお湯で、足湯をしているのがとても気持ちよさそうだ。
列車がモスクワへ着く直前。何気ないシーンが現れる。とてもいいシーンに出会ったという声が入り、説明の文字が流れる。線路脇の空き地に、山羊を散歩させる老婆が通りかかる。小さなトラックが通りかかり白い排気ガスを巻き上げる。そんな何気ないシーンである。
長い旅を続けた末に出会う一瞬の奇跡。
旅をした人だけが見られる光景が切り取られている。
展覧会は12月28日まで行われています。加奈さんから来たメールを引用しておきます。
・・・ ・・・
2008年12月18日?12月28日(24日
はお休み)
11:00?19:00(最終日は17:00まで)
「グランマ・ホタテとホホホ美人は、行方不明になった妹を探し
に、シベリア鉄道で旅に出た」
林加奈+坪井湯湯 展覧会
@ギャラリーはたなか(弁天町駅徒歩15分、港区役所斜め向かい)
大阪市港区磯路2-11-5
06-6572-5987
DMはこちら
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20081218-1.html
2007年秋、旅先で共同制作したドローイング、ドキュメンタリ映
像、パフォーマンスなどの展覧会です。
12月27日18:00?旅先で制作・上演した紙芝居パフォー
マンスを上演します。
作家在廊確定日
林:18、23、25、27、28日
坪井:18、20、23、27、28日
スケジュールは変更になる場合があります。作家ブログなどで直前
にご確認お願い致します。
林加奈http://blog.goo.ne.jp/kananagano
坪井湯湯http://yuyutsuboi.exblog.jp/
・・・ ・・・
僕は、ちょうど同じ頃、イギリスとオーストリアを旅していました。その時のことも、再び思い出しました。
加奈さんと湯湯さんは、ガムランを通じて知り合った友人である。ふたりとも結構長いつきあいになる。加奈さんとは、今年の夏インドネシアで、桃太郎対鬼で何度も闘った。いつの頃か、ふたりがユニットを組み、作品を作り始めた。僕がはじめて見たのは、2007年5月のCAP HOUSEでだっただろうか?その時は、「ふたりとも、変なことをはじめたなぁ!」という感想で、正直、何がやりたいのかあまりよく分からなかった。
その後、ふたりがシベリア鉄道に乗って作品づくりをすると聞いた。「面白そうだ。ほんまにやるんや。」と、ちょっとびっくりした。今回の展覧会は、2007年秋に彼女たちがシベリア鉄道に乗って、作品を作りながら旅をした、その記録映像と作品の展覧会だった。
ハラダさんが遅刻したこともあって、ギャラリーに着いたのは、18時20分頃だった。映像作品が50分で、19時には閉まると聞いていたので、心配したが、オーナーの方が、「自宅ですから、大丈夫ですよ。」と言って下さった。映像は後半にさしかかっていて、旅の終了間際だった。ふたりは、中東のカタールにいた。シベリア鉄道でモスクワへ着いた後、北欧を経て、アラブの国まで旅が続いていたのだ。
50分間、映像に引きつけられた。中国から、ロシアへの旅。地平線、湖、夕焼け、揺れ続ける車内、人の良さそうな車掌達や同室の西洋人、中国人。加奈さんと湯湯さんも、表情が段々と変わっていく。薄皮がめくれて、新鮮なふたりがあらわれてくる。とてもいい顔をしている。絵を描いたり、パフォーマンスしたり、とっても自然でいい感じ。小さなボールに張ったお湯で、足湯をしているのがとても気持ちよさそうだ。
列車がモスクワへ着く直前。何気ないシーンが現れる。とてもいいシーンに出会ったという声が入り、説明の文字が流れる。線路脇の空き地に、山羊を散歩させる老婆が通りかかる。小さなトラックが通りかかり白い排気ガスを巻き上げる。そんな何気ないシーンである。
長い旅を続けた末に出会う一瞬の奇跡。
旅をした人だけが見られる光景が切り取られている。
展覧会は12月28日まで行われています。加奈さんから来たメールを引用しておきます。
・・・ ・・・
2008年12月18日?12月28日(24日
はお休み)
11:00?19:00(最終日は17:00まで)
「グランマ・ホタテとホホホ美人は、行方不明になった妹を探し
に、シベリア鉄道で旅に出た」
林加奈+坪井湯湯 展覧会
@ギャラリーはたなか(弁天町駅徒歩15分、港区役所斜め向かい)
大阪市港区磯路2-11-5
06-6572-5987
DMはこちら
http://kananagainformation.seesaa.net/archives/20081218-1.html
2007年秋、旅先で共同制作したドローイング、ドキュメンタリ映
像、パフォーマンスなどの展覧会です。
12月27日18:00?旅先で制作・上演した紙芝居パフォー
マンスを上演します。
作家在廊確定日
林:18、23、25、27、28日
坪井:18、20、23、27、28日
スケジュールは変更になる場合があります。作家ブログなどで直前
にご確認お願い致します。
林加奈http://blog.goo.ne.jp/kananagano
坪井湯湯http://yuyutsuboi.exblog.jp/
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僕は、ちょうど同じ頃、イギリスとオーストリアを旅していました。その時のことも、再び思い出しました。
(佐久間新)
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≪この記事へのコメント≫
ブログアップされてる!すごい!さくまさん。
遠いところからお越し下さって本当にありがとうございました~どっちもいないのに、映像全部みてくれたのですね。すごいーーありがとうです。
正直、何がやりたいのかあまりよく分からなかった。とは、言い得て妙!
そのとおり!現在もよくわかっておりません笑
遠いところからお越し下さって本当にありがとうございました~どっちもいないのに、映像全部みてくれたのですね。すごいーーありがとうです。
正直、何がやりたいのかあまりよく分からなかった。とは、言い得て妙!
そのとおり!現在もよくわかっておりません笑
2008/12/25(木) 20:36 | URL | yuyu #-[ 編集]
いや~、面白かったですよ。
映像の中で、はじめてユユがパフォーマンスをし始めるところは、良かったですよ。
私は絵描きなんだけどね、音楽もしてみたいねん、してもええやろ!ってかんじで。そういうのが見えると、あるいは、分かると説得力が出てくるんですよね。
映像の中で、はじめてユユがパフォーマンスをし始めるところは、良かったですよ。
私は絵描きなんだけどね、音楽もしてみたいねん、してもええやろ!ってかんじで。そういうのが見えると、あるいは、分かると説得力が出てくるんですよね。
2008/12/26(金) 01:09 | URL | sakuma #-[ 編集]
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