豊能の家に越してきて以来、毎年お盆の前に、マルガサリのまっちゃんと大家さんの庭の植木剪定をしている。築100年を超える立派な日本建築と庭園である。そこに80歳を超えるおじいさんとおばあさんが住んでいる。
家にはアルミサッシもなく、風呂は薪である。薪で残った炭は煮炊きの一部に使っている。ものすごくお金持ちなはずなのに、とても質素な暮らしをしている。
庭には、樫、樅、松、梅、槇、ツツジ、ハゼ、椿、モミジ、アセビ・・・他にもたくさんの木々が植わっている。ツツジの下では、山椒がいい匂いを放ち、松のてっぺんでは、青い松ぼっくりがぬるっと光っている。
家にはアルミサッシもなく、風呂は薪である。薪で残った炭は煮炊きの一部に使っている。ものすごくお金持ちなはずなのに、とても質素な暮らしをしている。
庭には、樫、樅、松、梅、槇、ツツジ、ハゼ、椿、モミジ、アセビ・・・他にもたくさんの木々が植わっている。ツツジの下では、山椒がいい匂いを放ち、松のてっぺんでは、青い松ぼっくりがぬるっと光っている。
7日間かかった剪定がやっと終わって、快晴の下で、植木の残の掃除をした。飲んでも飲んでも麦茶が汗に変わっていった。脳みそがフツフツと泡立つようだった。クマゼミの鳴き声を聞き、手を動かしながら思考の散歩をする。蝉の声が聞こえなくなっていく。一瞬、思考が停止すると、巨大な庭石から蝉の声が聞こえてきた。
日陰になった母屋の裏手に回るとモミジがあり、切り落とした葉っぱを集めていると、不意にカエルが池に飛び込んだ。ちゃぷーん。立派なトノサマガエルだ。薄暗い静かな池に一音。後は、音もなくスイ?とカエル泳ぎ。
永遠に続くようなセミの音はいつしか聞こえなくなって静寂となり、一瞬に消え去るカエルの水音は永遠に続く静寂を打ち破った。
あ?、俳句の世界だった。
掃除は無事終わったけれど、屋敷の外には、まだ庭が広がり、そちらの木々の手入れは残っている。こちらは、涼しくなってから取りかかる予定である。
セミとカエルは、マルガサリの「桃太郎」の中にも出てきます。まもなく公演が迫っています。
日陰になった母屋の裏手に回るとモミジがあり、切り落とした葉っぱを集めていると、不意にカエルが池に飛び込んだ。ちゃぷーん。立派なトノサマガエルだ。薄暗い静かな池に一音。後は、音もなくスイ?とカエル泳ぎ。
永遠に続くようなセミの音はいつしか聞こえなくなって静寂となり、一瞬に消え去るカエルの水音は永遠に続く静寂を打ち破った。
あ?、俳句の世界だった。
掃除は無事終わったけれど、屋敷の外には、まだ庭が広がり、そちらの木々の手入れは残っている。こちらは、涼しくなってから取りかかる予定である。
セミとカエルは、マルガサリの「桃太郎」の中にも出てきます。まもなく公演が迫っています。
(佐久間新)
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