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カラスの羽 パート2
 8月27日の「音楽ノ未来・野村誠の世界」コンサートの前日、集合時間より早めに水口に着いた。木、金、土、日と4日間連続である。我が家のある豊能町から100キロちょっと、2時間余りの運転だ。普通は名神を栗東でおり、1号線で向かうのだが、僕は毎回違う道を通る。なるべくいろんな道、小さい道を選んで走るようにしている。この日は、京滋バイパスを瀬田東で下り、信楽を経由して307号線で水口へ向かった。水口へ入る前に峠があり、一瞬、水口が一望に見渡せる。町の真ん中にお椀を伏せたような山がある。

あっ、あった、あった。あそこにしよう。

古城山。標高282,9メートル。車で途中まで上がれるのを確認し、待ち合わせのホテル ニューミフクへ向かった。
 総勢10名。野村誠、野村幸弘、尾引浩志、片岡祐介、林加奈、中川真、スボウォ、アナン、赤羽ミキ、そして僕。みんな思い思いの楽器を持って頂上を目指した。僕はダンスなので手ぶら。山を登っていくと、あちらこちらにカラスの羽が落ちていた。きれいだったので、ひとつ、またひとつと拾っていった。頂上手前の平らになった林で、ひとまず腰を落ち着けることにした。僕たちの即興に、始まりの合図はない。
 去年、ジャワのあぜ道を歩いていた時に、気づくとスボウォさんのサンダルが音とリズムを奏でていた。ええっ、と思った時は、すでに数人のアンサンブルになっていた。油断も隙もない人たちである。

 僕は、割にスロースターターだ。その場の景色、音を感じる、じっくり感じる、何も湧いてこなければ無理には踊らない。とにかく身体をリラックスさせ、周りの環境になじむ。集めたカラスの羽を順番に並べてみた。それを扇のように手に取ってみた。ちょっとカラスのように踊ってみた。踊りながら手裏剣のように投げると、思いの外まっすぐピュッと飛んだ。

 それぞれが思い思いに即興をしている。だいぶと時間が経った頃、尾引さんが口琴を奏で始めた。アナンさんも隠し持った口琴を取り出し、二人で向かい合って弾いている。地面に落ちたカラスの羽を1枚手に取り、二人の間に入れてみた。音の波が羽に押し寄せた。羽が音にそよいで、動いていく。何かの力が感じられた。

 しかし、なんの力だろうか?神秘的なものなのか?カラスの霊か?僕としては、あまり霊的なものは感じないので、冷静になろうと務めた。本当に自分の力でないのか、確認した。どうやら、自分の力ではない何かが羽を動かしているのは、確かなようだ。では何なのか。不思議な話は次へ続く。
(佐久間新)
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