3月24日は、近江の平安教会で民衆劇「かまがさき」の本番。かわいらしい教会に着くとかわいらしい牧師とおばさんたちが迎えてくれた。かすうどん付きの公演だったので、炊事班がたくさん。かすというのは、牛の小腸を揚げたもので、差別と闘ってきた人たちが生み出したメニュー。実は、牛の一番おいしいところだとか。漬け物もいただいたが、これは昔は小作でぬかも手に入らなかった時に、唐辛子で漬けたというものだった。
前日に、舞台セットを仕込んだ。キリスト像をはずして、しん平さんの絵と新聞紙を貼付けた。正面脇には、水平社宣言が力強く書かれていた。闘ってきた人たちに、闘ってきた場所に公演を見てもらうのだ、という気持ちがわいてきた。しかし、今回は年配の信者さんが対象なので、公演時間を短くして欲しいというリクエストがあり、きがんさんがだいぶ台本を書き換えた。僕のダンスのシーンは大きくカットされた。前回の西成のこどもの里での公演のときは、普段はこどもたちが遊んでいる狭い部屋で、シートで区切っただけの客席に入り乱れてエネルギーを総動員しておもいっきりダンスをした。その余韻が残っていたので、エネルギーの向け方を考え直す必要があった。そこの部分の回答が見つからないままの本番になった。
本番を終えてしばらくして、きがんさんやしん平さんと公演の映像を見た。全体のバランスはいい感じで、3人の息もよくあっていた。自分で心配するほど、悪い出来ではなかったが、次回へ向けてもうすこしいろいろと挑戦してみようと思っている。
2012年1月こどもの里公演 (写真:武壮隆志)
武壮さんが撮った写真は、彼のブログで。
http://cowchil.exblog.jp/17337202/
画質が落ちますが、何点か抜粋します。












前日に、舞台セットを仕込んだ。キリスト像をはずして、しん平さんの絵と新聞紙を貼付けた。正面脇には、水平社宣言が力強く書かれていた。闘ってきた人たちに、闘ってきた場所に公演を見てもらうのだ、という気持ちがわいてきた。しかし、今回は年配の信者さんが対象なので、公演時間を短くして欲しいというリクエストがあり、きがんさんがだいぶ台本を書き換えた。僕のダンスのシーンは大きくカットされた。前回の西成のこどもの里での公演のときは、普段はこどもたちが遊んでいる狭い部屋で、シートで区切っただけの客席に入り乱れてエネルギーを総動員しておもいっきりダンスをした。その余韻が残っていたので、エネルギーの向け方を考え直す必要があった。そこの部分の回答が見つからないままの本番になった。
本番を終えてしばらくして、きがんさんやしん平さんと公演の映像を見た。全体のバランスはいい感じで、3人の息もよくあっていた。自分で心配するほど、悪い出来ではなかったが、次回へ向けてもうすこしいろいろと挑戦してみようと思っている。
2012年1月こどもの里公演 (写真:武壮隆志)
武壮さんが撮った写真は、彼のブログで。
http://cowchil.exblog.jp/17337202/
画質が落ちますが、何点か抜粋します。












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あぜ道を歩くと、ぷるぷるぷるとまんまるのおたまじゃくしがころがっていく。切実な声は終わり、落ち着いた、ノドが鳴るのを楽しむかのようなカエルの声が聞こえるようになった。まだかちかちに土が凍っていたのはついこの間のことだったのに。
3月には、亀岡の神社で踊った。
片岡祐介さんと、南丹地域の障碍ある人たちの施設で10回のワークショップを行った。その総集編。
寒かったけど外で踊るのは気持ちよかった。大きな木がたくさんあって気持ちのいい境内、セットも音響も無い場所からダンスや音楽が、苦労しながら、もだえながら、うまれていく。立ち会っている観客も、当事者として、なんとかしなきゃって感じで手伝ってくれている。2時間近い即興の最後は、広い空と山のとのやりとりだった。
終わった後に、今回のプロジェクトの最初の回にであったアイちゃんが、記念に帽子を欲しいと言うので、プレゼントした。
この人も、出会った瞬間に、ああ、からだでコミュニケーションできるって感じる人だった。いつかまたきっと一緒に踊る機会があるだろう。



3月には、亀岡の神社で踊った。
片岡祐介さんと、南丹地域の障碍ある人たちの施設で10回のワークショップを行った。その総集編。
寒かったけど外で踊るのは気持ちよかった。大きな木がたくさんあって気持ちのいい境内、セットも音響も無い場所からダンスや音楽が、苦労しながら、もだえながら、うまれていく。立ち会っている観客も、当事者として、なんとかしなきゃって感じで手伝ってくれている。2時間近い即興の最後は、広い空と山のとのやりとりだった。
終わった後に、今回のプロジェクトの最初の回にであったアイちゃんが、記念に帽子を欲しいと言うので、プレゼントした。
この人も、出会った瞬間に、ああ、からだでコミュニケーションできるって感じる人だった。いつかまたきっと一緒に踊る機会があるだろう。



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