Gamelan Marga Sari -Blog-

*ガムラン マルガサリ*のメンバーによるブログです.
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ウロコ通信86 書きました
ウロコ庵の裏にある梅の木に、花がチラホラ咲き始めました。表の苔をまとった老木はまだ蕾です。近づいて見てみると、蕾の先に白い花びらがかすかにのぞいています。
春、家から出かけようと大きな扉をスライドさせると、梅の実が落ちていることがあります。老木から落ちた実が坂を転がり、石垣をジャンプして、やって来るのです。
日曜日、公民館の前に朝市が出ます。村のおばさん達の漬けた梅干しが売られています。大きいのや小さいの、塩がふいたのやちょっと湿ったの、どれも塩っ辛い懐かしい梅干しです。これをおにぎりに入れて、朝ご飯に食べています。

さて、イベントの情報です。前回予告した「坂道」のイベントです。ここ数年「坂道」が気になっているのです。

ダンスにおいて、「立つこと」、「どうやって動き始めるか」、ということがとても重要だと思っています。
・頭の上にペットボトルを置いて立つと、ペットボトルと地球の中心を結ぶ線上に身体があるのを感じます。
・ジャワ舞踊には、まっすぐ立ったまま、左右に揺れる波のダンスがあります。なぜ、揺れ始めるの?揺れから、どうやって次の動きが生まれるの?

坂道には、こういった感覚を考えるヒントが隠されているような気がします。そんな難しいことを考えなくても、見晴らしのいい坂の上に立てば、駆け出したくなります。駆け出すと、訳もなく笑いたくなります。皆さんと一緒に、坂道でいろいろ遊んでみたいと思っています。

・・・ ・・・

OSAKA PICNIC 01
ピクニックに出かけ、からだで街を感じてみよう!!
第1回の行き先は「坂」 坂から生まれる新しいからだ

下記に詳しい情報があります。
http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/main_picnic.html

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ピアノ・ジャワ舞踊・坂道
12月に、インド舞踊の野中ミキさんと京都のshi-biギャラリーでコンサートをした。その時の写真がミキさんから送られてきた。
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ダンスしながら、ピアノを弾いたりしていますが、ジャワ舞踊も踊っています。

そして、このふたつは、僕の中でつながっているのです。
そして、3月にする「坂道」へピクニックへ行くことも。
(佐久間新)

やわらかい音楽
野村誠さんが「キーボード・コレオグラフィー・コレクション」に関連して、「やわらかい楽譜」という文章を晶文社のウェブサイトに書いている。現代に生きる作曲家が考える音楽の新しいあり方。

http://www.shobunsha.co.jp/column/nom1101.html

僕はダンサーあるいは振付家として、今回のプロジェクトに関わって、いろんな発見をした。

参加者のKさんが、自作のキーボード太鼓を作ってきた。
X個の太鼓→X本のバチ→X×Y本の木のパーツとそれをつなぐX×Y+α本の紐→X枚の鍵盤
という構造になっていた。しっかりとした構造になっており、しっかり音も鳴った。でも、太鼓だったら、手を使ってバチで直接叩いた方が、いい音が鳴るだろうし、なんでわざわざ鍵盤を使う必要があるのだろうと疑問に思ったので、Kさんに聞いてみた。

「そうなんですけど、鍵盤だと、目をつぶっても弾くことが出来たんです。ブラインドタッチで。」

と答えてくれた。ワークショップの中で、「演奏者は目をつぶって、ダンサーは耳を塞いで・・・」というアプローチ16)があったのだ。ブラインドタッチと言えば、パソコンのキーボードが思い浮かぶが、ピアノもパソコンも10本の指が使える。キーボードだと、一度にたくさんの音が鳴らせる。

なるほど。そしてまた、フォーラムの時に、ヒューさんが、
「ピアノは、鍵盤を叩くと、それに反応して、いくつかの木のパーツが動き、その結果小さなハンマーが落下して、それが物理的に弦を叩いて、音が鳴るのです。そして、叩かれていない他の弦も振動するのです。電子ピアノとは、根本的に違うのです。」というような意味の発言をした。



[やわらかい音楽]の続きを読む
ウロコ通信85 書きました。
今年は暖かいですね。家の前の水盤にも、薄い氷しか張らない毎日です。それでも、先日朝から出かけて、夜帰ってくると、カゴの中で小桜インコ「パリノ」が毛を膨らませて、ブルブル震えていました。ごめんよ、パリノ。それ以来、遅くなる日は、連れて出たり、実家へ預けています。

さて、ワークショップ情報です。

1件目
バリ舞踊の大西由希子さんとのユニット「カミス」は、大阪市立大学の船場アートカフェでレジデンス・アーティストとして、活動してます。船場アートカフェは、2月の1ヶ月間毎日ワークショップを開催しています。カミスは、8日と15日に、「アジア舞踊で、ゆるやかに、しなやかに、」と題してワークショップを行います。一般に考えるダンスのイメージよりは、ダンスをするための「からだとこころのあり方」を探りたいと考えています。お気楽にご参加下さい。ダンス経験は必要ありません。

時間:2009年2月8日(日)、2月15日(日)17:00?18:00
    (開場時間は、開始30分前)
会場:船場アートカフェ(三休橋エクセルビル北館B1F)
費用:無料
申し込み:当日会場にて先着受付順
※飲食等のサービスは原則ございません
主催:船場アートカフェ(大阪市立大学都市研究プラザ)
詳しくは、下記のウェブサイトをご覧下さい。

http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/main_monthly.html

2件目
また、3月には、船場アートカフェの自主イベントとして、「大阪ピクニック」を企画しています。第1弾は、僕がここ数年気になっている「坂」をテーマにする予定です。3回のシリーズで行います。詳細は、改めてご連絡します。

坂を探して、ピクニックへ出かけよう。坂道を上って、下ってみよう。からだを動かしたついでに、声を出してみよう。鼻歌を歌ってみよう。詩を読んでみよう。笛を吹いてみよう。木の実を転がしてみよう。靴をほうり投げてみよう。ふたりで転がってみよう。みんなでつながって転がってみよう。寝っ転がって、草の匂い嗅いで、空を眺めて、からだを楽にしてみよう。そして、重力を感じたら、ゆっくり、ゆっくり転がっていこう。

坂は、小説にも、絵画にも、映画にも、絵本にもよく出てきます。

漱石は
山路を登りながら、こう考えた。
と書いています。
じゃあ、僕たちは
坂道を下りながら、踊ってみてもいいんじゃないか!

坂は創造の源だ。完璧な坂があれば、それだけで美しい。
さあ、坂へ行って、みんなで遊んで、踊ってみよう!

なんて空想しています。3回シリーズの1回目に、みんなでどこの坂で何をしたいかを話し合って、2回目に、実際に坂へ行こうと思っています。

寒い日が続きます。暖かくなったら、坂へ行きましょう!皆様ご自愛下さい。
(佐久間新)

キョージュになる。後編
1月18日

コンサートの続き。

さて、仕切なおして、いよいよピアノソロ。と、思ったんですが、気になってコンサートの録音音源を最初から聞き直すと、記憶違いがあった。堀越さんが出てきたのは、全員でクエスチョンにチャレンジした後だった。訂正です。

で、もう一度仕切なおして、ピアノソロ。
テクニック48)振り子奏法 から始めることにした。椅子の位置が重要だ。何度も椅子の位置を動かす。あんまりやっているので、客席から笑いが起きる。でも、これでだいぶリラックスした。位置を決めたら、背中を真っ直ぐ伸ばして座り、ゆっくり揺れ始める。全身に神経を張り巡らせ、振り子になりきる。手が鍵盤に当たるのにまかせておく。
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やがて、ゆっくりと床に足をつけ、振り子から少しずつ目覚めていく。身体にスイッチが入る。手首を楽にして、指を鍵盤に叩きつける。骨が鍵盤の上を踊る。音に耳を澄ませ、思いきって骨を叩きつけていく。決して力まかせに叩くのではなく、ダイナミックかつ繊細な音が立ち現れるのを感じながら、ジャワ舞踊で培ったテクニックを使って、腕を自由自在に、時に自分をも裏切りながら、動くにまかせていく。
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沈黙。鍵盤に腕を乗せて、ゆっくりダンスを再開。腕がわずかに動くと、音がいろんな表情を出す。動きと音をじっくり楽しみながら、動いていく。
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ピアノに背を向けて、ゆっくりと立ち上がる。硬直した腕の先で、鍵盤に触れる。もう少し、もう少し、弾こうか、どうしようか、といったところで、いい感じになったので、そこで終えた。
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演奏後、野村さんがインタビューしてくれたが、なんだかとても昂揚してすぐには声が出なかった。僕がちょっとしゃべった後で、ヒューさんが提案した。

「佐久間博士をプロフェッサーに推薦しよう。」

ということで、えずこホール大学キーボード・コレオグラフィー学科のキュージュに任命されてしまった。

参加者全員のための抽選会。
野村さんのCD、ヒューさんのCD、そして僕からはカラスの羽のプレゼント。カラスの羽の話は長くなるので・・・。3年前にカラスの羽がきっかけで、ジャワ舞踊の大切な気づきをしたのだ。そして、1等賞は、当たった人のための3人によるパフォーマンス。保育園の担任のS先生に当たった。
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引き続き、フォーラム。
ホールのロビーにあるバーで、大根煮とCさんの奥さんのお手製キムチとお茶を頂きながら、いくつかのクエスチョンに関してディスカッション。
クエスチョン
8)ピアノを拝む宗教があったら面白いでしょうか?
11)全ての鍵盤演奏は、振付になり得る。では、全ての振付は、鍵盤演奏になり得るのか?
12)全ての美術作品は、音楽やダンスの楽譜であり得るのか?
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17時、ようやく全てが終了。
夜は、ダイスケさんのお友達がやっているイングランド風のパブ「ロートレック」で打ち上げ。パブ自慢のギネスのドラフトビールを注文した。クリーミーな泡が最高。

ヒューさんの提案で、Inauguration of the new professorをしようということになった。パッと聞いて分からなかったが、Inaugurationというのは就任式という意味だった。イギリスのプロフェッサーというのは、なかなかなるのが大変で儀式も物々しいという話を本で読んだのを思い出した。で、ヒューさんが言うには、最初の儀式は、前プロフェッサーの死を悼む儀式。ビオラ、尺八、ギター、オカリナによる伴奏と舞い。続いて、新プロフェッサーへの引き継ぎの儀式・・・、と本格的に悪ノリして儀式を進めた。
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途中からは、ワークショップ参加者やえずこホールの水戸さんのバンドなどが賑やかに演奏を続けた。僕は、抽選でカラスの羽が当たったIさんに、カラスの羽の経緯を説明したりした。Iさんは、とても喜んで受け取ってくれた。

このあたりで、僕は顔から血の気が引いて行くのを感じた。そんなに飲んでないんだけど、疲れが出たのだろうか。ちょっと横になったりして、なんとか持ち直した。野村さんとヒューさんと3人でタクシーに乗って、ホテルへ戻った。なんだか興奮状態が続いていたので、ヒューさんの部屋でもう少し話を続けることになった。

ヒューさんは、ブログをしていて、キーボード・コレクションの全てを書き込んでいる。
http://blog.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendID=109982612&blogID=464477850

そして、そこにイギリスの友達たちが、真面目にふざけて書き込みをしてきているのだ。「ドクター、最近やる気が出ないんだけど、テクニックの何番が効くでしょうか?」などなど。それに対する処方を、3人で爆笑しながら書き込んだ。夜中に一体何をやっているんだか。1週間ずっと一緒にいて、すっかり息が合ってきた。

翌朝、僕は一足お先に仙台空港へ行った。野村さんとヒューさんは少し遅れて、新幹線で東京へもどる予定になっていた。空港では、えずこホールの日高さんが、エスカレーターで上って行く僕を最後の最後まで見送ってくれた。長いけど濃密だった旅が終わった。
(佐久間新)
キョージュになる。前編
1月18日

ワークショップ最終日。今回のプロジェクトは、キーボード・コレオグラフィーという全く新しい試みだった。新しい学問を始めるみたい、ということで、僕たち3人は博士になった。ワークショップの参加者は研究員、コンサートはキーボード・コレオグラフィー研究発表会、またはキーボード・コレオグラフィー学会かな、と参加者みんなで話し合った。今日のコンサートはそもそも無料で、発表会というイメージだったのだ。ホール側の予想では、集客は多くて30人とのことだった。

10時から13時まで、参加者はグループに分かれてコンサートの練習。博士3人は、様子を見に行ったり、プログラムを決めたり、パンフレット用の原稿を書いたりした。

プログラム

・開演前 ヒューさんのイギリスでのワークショップの映像上映
・開演 輪になって床に座り出演者+観客でゲーム

観客席へ移動

・エレファント・ミュージック 演奏:ヒュー、野村誠
 (子供たちが一人ずつピアノに近づいて弾いた音の再現 モートン・フェルドマンのピアノ曲みたい?)
・全員で、クエスチョン3)同時に何人でピアノを平和に演奏できるか?にチャレンジ。
・全員で、テクニック7)一本指で真上からゆっくり鍵盤に向かって 下ろして、鍵盤に触りそうなところで、熟考して、一音をやさしく弾く。にチャレンジ。
・研究員のグループ発表
・ヒューのピアノソロ
・佐久間のピアノソロ

・お楽しみ抽選会

終演

・フォーラム(今回生まれたクエスチョンを中心に、希望者がお茶を飲みながら、ロビーにて)

打ち上げ(バー「ロートレック」にて)


開場前から、ホール側の予想以上にお客さんが集まっている。船岡養護学校へ行った様子などが、河北新報に載ったからかもしれない。保育園の子供たちや先生も来てくれている。総数60名くらいか。

ヒューさんの司会で、みんな床に座って、和やかにゲーム開始。
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舞台へと移動して、まずはエレファント・ミュージック。
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そして、全員でクエスチョン3)と
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テクニック7)にチャレンジ。研究員のみんなもちょっと落ち着いた感じ。各グループの発表が続く。本番独特の緊張感があるが、みんな頑張っている。
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そして、ヒューさんのソロ。子供たちのテクニックをいくつも使いながら、歌を歌い続ける。最後は、テクニック47)。これは、研究員のみんなも気に入って、よく使われるようになった人気テクニックの一つだ。
47)演奏を終えたら、音を立てずに、椅子から滑らかに床に滑り降り、速やかに退場。
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そして、僕の番。なんといっても生まれて初めて、人前でピアノを弾くので、ドキドキだ。周りには、ピアニストもいるし、なんといってもピアノである。相当な思い入れがある人も多いだろう。それに素手で挑むのだ。

さあやるか!と思ったら、今回の旅で出会った僕のお兄さんである船岡養護学校の堀越さんを、野村さんが紹介した。顔だけでなく、身体や感覚まで似ている堀越さんが、子供と奥さんを連れて見に来てくれていたのだ。ブナと同年代の息子さんがいたが、さすがに子供は瓜二つというわけではなかった。当たり前だ。でもちょっと似てたなぁ。

堀越さんと、しばしのダンス。普通の人だったら、呼ばれても踊りに出てこないよなぁ。やっぱり似てるんだろうな。
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(佐久間新)


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