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Gamelan Marga Sari -Blog-

*ガムラン マルガサリ*のメンバーによるブログです.
やっぱりワークショップ三昧
日曜日で、ひと・アート・まち京都のイベントが終了した。岡部さん始め、たんぽぽの家、近畿労働金庫、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。2週間の会期中に、全体で5000人以上の入場者があったそうだ。僕らのうずらギャラリーでの展覧会は802人、グループ展だった同時代ギャラリーは1740人の入場者だった。すごい数の入場者である。京都文化博物館での愛ちゃんとのパフォーマンスは未集計だが、2日間で100人くらいは来て下さった。ありがとうございます。

金曜、土曜日の即興コンサート
ゲストにウォン・ジクスーさんを迎えた。残念ながら2日とも小雨だった。中庭のウッドデッキでする予定だったが、結局博物館の内部を中心に、中庭も使って、パフォーマンスをした。約50分間に渡る3人での即興を2日間も行うのは、大いなるチャレンジだった。

愛ちゃんとの出会いは3年前になる。今回の即興では、「さあトーマス」や今回のアートリンクでのダンスワークを通じて、僕たちが追求してきたダンスをある程度発揮できたと思う。愛ちゃんとの間にも、かなりの信頼関係が生まれてきたので、敢えて僕が愛ちゃんを無視して自分の世界に引きこもったり、お互いが離れて踊ったりするシーンも少しずつ作れるようになってきた。それでも、もっともっと良くなる予感がある。今後が楽しみだ。彼女と踊るのは本当に楽しく、僕にとっては興奮する貴重な機会なのだ。

さて、日記の続きを書こう。

10月2日火曜日
早起きをして、朝食。7時45分、ホテルを出発。BORG高校でワークショップ。10時、駅の近くの広場にあって明るい雰囲気のボルグ高校から、旧市街の石畳の坂の上にあるASO養護学校へ移動。古い趣のある校舎だ。薄暗い廊下の奥にプレイルームがあった。曲線を描いた壁と木目の床に柔らかい日差しが指している。10時15分、ワークショップを開始。実行委員会に対して、養護学校のためにはガムランを用意するようにリクエストしていた。しかし、ジャワのはなく、バリのガムランが用意されていた。ウィーンの近くに住むオーストリア人のマックスが個人所有するガムランで、普段は彼のバリガムランのグループが使っているガムランだった。

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暖炉の上の愛ちゃん
今日もうずらギャラリーと同時代ギャラリーへ行く。
どんな人が見に来て、どんな感想を抱くのか、なるべく感じてみたいのだ。便利な場所なので、いろんな人が見に来る。いろんな感想を頂く。もちろん興味を持たない人もいる。それも含めて、なかなか多様な感想があるようだ。

うずらギャラリーでは影とシルエット、同時代ギャラリーでは顔のアップなどの映像、そして京都文化博物館ではパフォーマンスなので実物の身体、いろんな相の愛ちゃんと僕のパフォーマンスを見ることができる。
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建物は、3カ所とも歴史があり、町や人の記憶が染み込んでいる。京都文化博物館では、たんぽぽの家の岡部さんが中心となって企画した三条通に暮らす人たちの記憶と、働く人たちの手をテーマにした企画展が行われている。この展覧会を見てから三条通を歩くと、一つひとつの店には歴史があって、主人や客がいて、生活があって、文化があるということが感じられる。そして、ひとり一人の手が実に表情豊かであることにも気づかされる。

明日は、この展覧会に囲まれた京都文化博物館で伊藤愛子さんと踊ります。全編即興です。
10月26日(金)
14:00? (約15分)
17:00? (約50分)
10月27日(土)
12:00? (約50分)
ゲスト:ウォン・ジクスー
(佐久間新)

Iピクニック、全員集合
日曜日は、うずらギャラリーへ100人以上の方が来て下さったそうだ。月曜日は、ギャラリーで留守番をしたが、平日なので20数人だった。でも、お客さんとしては、ゆっくり見られていいのかもしれない。こちらもふらっと入って下さった方とゆっくり会話できたりするので、これはこれでいいもんだと思った。

会期は日曜日まで。映像作品だけど、うずらギャラリーに合わせた演出になっているので、ここでしか見られません!!不思議な雰囲気が漂っているギャラリーの2階は、オーナー家族のおじいさんが歯医者を細々と営業しているのだ。この部屋も元々は家族の部屋で、オーナーがそこに集まって友達と飲んだりしている内に、ギャラリーになったそうだ。暖炉の上で、扉や小さな窓の向こうで、愛ちゃんと僕が踊っている。

うずらギャラリーは、三条寺町西入るスグ。アートコンプレックス1928ビル横です。

さて、日記の続きを書こう。

10月1日月曜日
7時30分、起床。ホテルで朝食。エジンバラのB&Bと同じ三つ星だが、メニューが全然違う!豪勢な朝食だ。チーズ各種、ハム各種、トマト、キュウリ、赤ピーマン、黄ピーマン、おいしそうなパンに付けるパテ4種、黒パン、丸パン、穀物いろいろパン、シリアル各種、ヨーグルト、ベリーの甘煮、フルーツポンチ、ジャム各種、ゆで卵、コーヒーor紅茶、フレッシュジュース各種。うーん盛りだくさん。そしてどれもおいしい。昨日は、ブリティッシュエアーのサンドウィッチばかり食べていたのでなおさらだ。

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バイバイ!イギリス!
土曜日は、うずらギャラリーへ行った。天気も良く、70名くらいの方が来場された。ゆっくりと見て下さる方が多く、うれしかった。夕方になると、ギャラリーのカーテンを開けた。賑やかな三条通からも、僕と愛ちゃんの影の映像がわずかに見ることができ、いい感じ。19時の閉館直前に林加奈さんが駆けつけてくれた。彼女は、僕らがヨーロッパへ行っていたのと同じ頃、中国からシベリア鉄道に乗ってモスクワまで行き、ヨーロッパを縦断し、カタールから帰ってきたのだ。その道中で、坪井ゆゆさんと一緒に音楽と美術の作品作りをしてきたそうだ。いずれ発表するのだろう、待ち遠しい。

加奈ちゃんのブログで詳しい旅日記が見られる。
http://blog.goo.ne.jp/kananagano/e/4884e5c670ebd1182b95272e1175f256

さて、日記の続きを書こう。

9月29日土曜日
今日も教会の鐘の音を7つ数えて起きた。B&Bで朝食。8時30分にアノタイが迎えに来てくれて、エジンバラ駅へ向かった。JDも合流した。佐久間、野村、アナン、藪、アノタイ、JDの5人でグラスゴーへ向かうのだ。イギリスには、様々な割引切符があってややこしい。なんでもテキパキしてくれるアノタイが、4人のグループチケット往復+学生往復チケット1枚の組み合わせが一番安いと計算し、まとめて購入した。

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エジンバラで「桃太郎」
昨日、能勢町の農家Mさんから、親子3人1年分の米を買った。これでこの1年間、食いはぐれることはない。コイン精米で精米して、新米20キロをインドの笛バンスリーの名人HIROSさん家に運んだ。ついでに宴会となった。順番は逆かもしれないが、とにかく宴会は宴会。ジャワ舞踊の川原和世さんを誘い。HIROSさんの自宅でレッスンを受けていた井上君も参加した。イウィンさんとブナは日曜日までジャワなのだ。

僕は山からキノコ、枝豆、バジル、里芋など、川原さんは海からエビ、タコ、牛の舌(という名の魚)を持ち寄った。久代さんのおいしい料理もあり、なかなか豪勢な宴会であった。僕はそのまま泊まり、今日はHIROSさんお得意の手打ちうどんを食べた。ツヤツヤ、シコシコ最高だった。讃岐産の小麦をもらったので、今度我が家でも試してみるつもりだ。

夕方からは、たんぽぽの家で、愛ちゃんと練習をした。来週に本番が迫っている。特別ゲストのウォン・ジクシーさんとの顔合わせだった。一弦の楽器とボーカルに合わせて、愛ちゃんと踊ったのだけれど、二人でちょっと興奮しすぎ、愛ちゃんの脇腹が痛くなって中断。まぁ、来週の本番に取っておこう。


さて、ヨーロッパツアーの日記の続きを書こう。

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うずらギャラリーで初展覧会
今日は京都三条寺町のうずらギャラリーと同時代ギャラリーへ行ってきた。今日から、僕の展覧会が始まったのだ。たんぽぽの家が主宰するひと・アート・まち京都のプロジェクト、アートリンクで、僕と伊藤愛子さんが作品制作を依頼されていて、その映像の展覧会。

http://popo.or.jp/new/detail.php?cid=141

このサイトでは分かりにくいが、愛ちゃんと僕が8月からくり返してきた即興のダンスワークを山田千愛さんが映像にしてくれて、ふたつのギャラリーで上映しているのだ。特に、同時代ギャラリーの横にあるうずらギャラリーは隠れ家的な洋館で、暖炉の上や、たくさんの小さな小窓や、扉の長いガラスに、映像が仕掛けられている。


とってもきれいでかわいい作品になっています。便利なところにあって、無料なのでお気軽に見に来て下さい。来週には、パフォーマンスもあります。これもなんと無料です。

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ライク・ア・ローリング・ストーン
日曜日はチタチタレストランでインドネシア語のレッスン。夜は船場アートカフェでカミスのダンスワークなのだが、大西由希子さんが体調不良とのことで、今日は「桃太郎」で雉を演じた尾崎クンと三輪眞弘さんの作品で一緒にダンスを作っている原田さんと身体表現のダンスワークをすることにした。

ゆっくりと寝返りをする。
床に寝転がって、身体の1点から動かし始める。それを次のパーツへと伝えながら、なんとか寝返りまで持ち込む。
身体の重み、筋肉や筋や骨のつながりを意識して、感じながら、ゆっくりと動く。自分で動かすのではなく、勝手に動く感じ。

やってみるとなかなか難しい。少しでも勝手に動くと、やっていても見ていてもすぐに分かる。身体をなるべく細かなパーツに分けて、なるべくゆっくりと動く。流れ出せば、身体はどんどん勝手に動き出す。

以前から寝返りのワークショップはやっているが、少し深められた感じがした。

さて、旅日記の続きを書こう。ワークショップ三昧の一日を終えて、この日は料理を作った。

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ワークショップ三昧
今日は、理学療法士の玉地先生のリクエストで、学生達に身体についてのワークショップをした。
なるべく筋肉を使わない動きなどを通じて、学生達に、いかに自分たちが身体のことを分かっているようで分かっていない、ということを分からせて欲しい
という難しいリクエストだった。

さて、旅日記の続きを書こう。まだ1日目である。出発前、日曜日の朝に起きて、チタチタレストランでインドネシア語のレッスンを4クラスして、それからずっと起きているのだ。

9月24日月曜日
19時過ぎにマンチェスター発ヨーク行きの電車に乗った。ハダスフィールドで各駅停車に乗り換え、マルスデンという無人駅で下りた。この駅の近くにあるコンサーバティブ・クラブで、野村クンの友人達がコミュニティミュージック・バンドの練習しているのだ。シトシト雨が降っている。旅行カバンのキャスターが石畳をコトコト叩きながら、坂道を下りていく。クラブで、野村クンは友人達に再会。僕は、ホットレモネードを両手に持って、居心地のいい椅子を探した。

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即興と時計
9月24日から、イギリスとオーストリアへ旅をしました。イングランド、スコットランド、そしてオーストリアのクレムスで、ワークショップとコンサートと即興パフォーマンス三昧の日々でした。少しずつ振り返りたいと思っています。

9月24日月曜日
ある公募に応募する書類を作成していて、完全に徹夜だった。書類は関空のベンチで完成し、空港の郵便局から郵送した。イギリスへ一緒に行く野村誠さんと待ち合わせるのも忘れていた。ベンチで待っていると、茶色のコートを着た野村クンが現れた。

イミグレーションを越えて、デューティーフリーショップの前を歩いていて、ふと上を見ると、ブナとイウィンさんがガラスの向こうで手を振っていた。最後まで見送ってくれてありがとう。

アムステルダム行きのKLM機内で、先日の碧水ホールで行われたワンデーガムランピクニックの話になった。

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