Gamelan Marga Sari -Blog-

*ガムラン マルガサリ*のメンバーによるブログです.
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センリョウの実 坂道を下っていくダンス
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 家の前が細長い坂になっている。国道から鋭角に上り、防火水槽のところで90度左へ曲がって、更に急になって30メートルほど上っている。アスファルトではなく、白いコンクリートの舗装で、滑らないように線がいっぱい引いてある。坂の左側に、センリョウの木があり、直径5ミリほどの赤い実が鈴なりになっている。その赤い実を20個ほど取り、坂の上から転がしてみた。

 まず、最初1個を坂の上に置くと、なんとそこに止まってしまった。軸が付いており、それが支えになってしまったのだ。2個目をその手前に置いてみた。

テンテン、テケテケ、スッテンテン、

と、軽快に弾んでいく。

 コンクリートに線が引いてあるので、そこで弾みがつき、どんどん転がっていく。ほとんどの実は、防火水槽の付近まで転がっていく。調子のいいものは、防火水槽のカーブもうまく回り、もっと遠くまで転がっていく。しかし中には、弾みがつきすぎて、溝に転落したりする実もあれば、溝に落ちる寸前で、落ちている木の枝に当たって戻って来る、運のいい実もある。軸が残っている実は失速して、止まってしまったり、あるいは、どうしても行ってはいけない方へと曲がっていき、小石の下へ潜り込んだりする実もある。また、なぜか左へ左へと行き、溝を越え、家の玄関へやって来る実もある。

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大卵焼き
 僕は卵焼きが好きだ。卵焼きでなくとも、オムライスや親子丼、タマゴかけご飯だって、ジョグジャの名物グドゥッの煮タマゴだって、大好きである。食べるだけでなく、作るのも大好きだ。中でも、卵焼き作りが一番のお気に入りだ。ダシを入れてもいいし、そのままでも、とにかくおおきなのを作るのが楽しい。

 僕は、毎年夏に、奈良県の十津川村へ盆踊りを踊りに行く。もうかれこれ、18年ぐらいになる。日本にいれば、必ず行くことにしている。それはそれは、すばらしい盆踊りがものすごい山奥の村、十津川村武蔵にあるのだ。今年は、NHKの取材班が来て盆踊りを撮影し、番組にもなった。その盆踊りに参加しないかと、中川真さんに誘われた(そそのかされた)若者や若くはない面々が村の青年会館に雑魚寝で泊まり込む。盆踊り合宿。早い人は、8月の最初から練習へ参加しにやって来る。12日頃から、付近の集落で盆踊りが始まるので、盆踊りのハシゴをしようと、日に日に青年会館の人口が増えてくる。温泉もあるし、川でも泳げるし、すごく楽しいのだ。

 そして、武蔵の盆踊りの当日である8月14日には、多い年は40人以上の中川組が村外からやってくるのだ。当日は、朝から櫓やノボリの設営、提灯の吊り下げなどが行われ、夕方には温泉へ行き、本番に備える。8時頃からゆるゆると盆踊りが始まり、12時頃には「大踊り」という無形文化財の踊りがある。そこで一旦中入りし、ビールやお酒を飲んで、そして、もう一踊りと言うことになる。年によっては、明け方までわいわいすることもある。
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2007/3/25 @ ザ・フェニックスホールでの公演チケット、本日発売
ザ・フェニックスホールでの公演チケットが、本日発売されました。

ガムラン・コモンズ―音楽の新たな領野
フォーラム「ガムランの現在と未来」&コンサート

日時:2007年3月25日(日)14:00開演
場所:ザ・フェニックスホール(大阪市北区西天満4-15-10)

チケット料金
  一般 ¥3,000
  学生 ¥1,000(限定枚数・ホール窓口のみのお取り扱い)
チケット取り扱い <各種クレジットカード利用可>
  ザ・フェニックスホールチケットセンター
  チケットぴあ
  ローソンチケット
  (Pコード:248444 Lコード:59251)

公演詳細はこちらをごらんください。
舞踊と町の性格
 先週は、木・金・土と奈良で仕事をした。(社)奈良まちづくりセンター が招聘したアチェの人たちの案内とセミナーの通訳の仕事だ。木曜日は明日香や今井町を散策した。橿原市今井町の名前は本などで知っていたが、実際に訪れてびっくりした。元は壕に囲まれた400メートル×600メートルほどの町が、全く江戸時代のような風景なのだ。全件が白い土壁、黒の瓦葺きなのだ。今井町町並み保存会の会長に話を聞くと、数十年前はお化け屋敷が並ぶ町だったのが、大学の調査が入ることを契機に、自分たちの町の良さを再認識する気運が生まれ、保存会ができたそうだ。大学や保存会が行政にも働きかけ、現在では、国も今井町のために法律を作り、住宅の補修に援助を出しているという。その代わり、建築に対しては様々な規制が設けられている。町の大半の電柱と電線は埋設され、道路は土に似た色の舗装になり、家々の多くも補修され、町はお化け屋敷から、美しい景観の中で人々が暮らす町へと一変した。

 今年5月に、ジョグジャカルタで地震があった。町は大きな被害を受けた。現在、町の再建が始まっているが、伝統建築をいかに再建するかは大きな課題になるだろう。誰も声を上げなければ、無機質な効率優先の建築が更地に建つことになるだろう。今井町の例のように、外国人の私たちが声を上げることも現地への力となるだろう。そして、建築だけでなく、伝統舞踊も危機に瀕している。効率優先の大量消費文化が、ジャワの社会にも猛烈な勢いで押し寄せている。そんな社会で、長期に渡る修行が必要で、その風土や建築、儀礼、哲学、食事、衣服などあらゆる文化を背景としているジャワ舞踊は生き残れるだろうか。一旦、それを受け継ぐ人がいなくなれば、消えてしまうであろう形のない舞踊や音楽。
 本来、ジョグジャの舞踊や音楽は、町の性格を作り出す大きな要因になっている。隣町のソロの舞踊や音楽と比べれば分かるが、ジョグジャの舞踊や音楽が持つ、「無骨で、単純」、よく言えば、「明快で、清楚」なところはジョグジャの風景のそこここに、ジョグジャの友人達の中に見いだすことができる。それゆえ、ジョグジャが再建していく時に、舞踊や音楽が持っている力も最大限に発揮されるべきだと思う。そうなった時、ジョグジャは今まで以上に魅力のある町になるだろう。
(佐久間新)
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