ジョグジャカルタの情報が気に掛かる日々が続いています。プジョクスマン舞踊団の再建も少しずつ始まっています。建物の再建はまだまだですが、活動は再開できるように、代替地探しが始まっています。舞踊団の主な活動は、舞踊クラスと定期公演です。
子ども達の舞踊クラスは、ジョグジャ州の文化センター、タマン・ブダヤに決まりそうです。クラス進級試験の時期なので、なるべく早急に再開し、試験をするそうです。
また、定期公演はすぐには再開できないのですが、ガムランを移動して、代替地で生演奏の定期リハーサルを始めるそうです。舞踊の練習とともに、演奏家や舞踊家の生活を守る意義もあります。この練習に参加すると薄謝(本当に薄謝:タバコ代にもならない)がもらえます。少ないですが、演奏家にとっては、何十年来の貴重な収入源です。舞踊団には、ガムランの楽器が2セットあるのですが、とりあえず片方のセットは演奏可能なようです。もう1セットはまだ取り出せていないようです。
プンドポやプリンギタンの修復には、まだまだ時間がかかります。これに関しては、屋敷の主であるプジョクスモの家族、王宮、舞踊団、ジョグジャ・ヘリテージ・ソサエティ、外国人の学者、芸術家、ガムラン愛好家達が、再建策や今後の使用の仕方を検討中で、こちらからもメッセージを発信しています。今週末に、会議が開かれます。
(佐久間新)
子ども達の舞踊クラスは、ジョグジャ州の文化センター、タマン・ブダヤに決まりそうです。クラス進級試験の時期なので、なるべく早急に再開し、試験をするそうです。
また、定期公演はすぐには再開できないのですが、ガムランを移動して、代替地で生演奏の定期リハーサルを始めるそうです。舞踊の練習とともに、演奏家や舞踊家の生活を守る意義もあります。この練習に参加すると薄謝(本当に薄謝:タバコ代にもならない)がもらえます。少ないですが、演奏家にとっては、何十年来の貴重な収入源です。舞踊団には、ガムランの楽器が2セットあるのですが、とりあえず片方のセットは演奏可能なようです。もう1セットはまだ取り出せていないようです。
プンドポやプリンギタンの修復には、まだまだ時間がかかります。これに関しては、屋敷の主であるプジョクスモの家族、王宮、舞踊団、ジョグジャ・ヘリテージ・ソサエティ、外国人の学者、芸術家、ガムラン愛好家達が、再建策や今後の使用の仕方を検討中で、こちらからもメッセージを発信しています。今週末に、会議が開かれます。
(佐久間新)
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6月7日、イウィンさんがジョグジャから帰ってきました。地震後の家族や知り合いへのお見舞いと舞踊団や学校の現状を見るために、1週間滞在してきました。すでに報道されているように、ジョグジャカルタのバントゥル(芸術大学の辺り)やイモギリ(ジョグジャやソロの王家の墓のある辺り)や中部ジャワのクラテン(去年ウロコ庵に2か月滞在したトゥグ先生の家も全壊)では、本当に被害が深刻です。また、ジョグジャ市内も大部分は通常の生活に戻っていますが、我が家の辺りやプジョ
クスマン(サスミント・マルドウォ舞踊団の本拠地)界隈では、建物にかなりの被害が出ています。また、余震が依然と続き、市内北部の活火山ムラピ山も依然活発で、安心して寝られる日がないようです。
イウィンさんが写真を撮ってきました。見慣れた舞踊団の客席の屋根は落ち、柱は
大きく傾いています。舞踊団のゴッドマザー、ブ・ティアは応接セットを外に並べ、ブルーシートの下で暮らしています。芸術大学の4階建ての校舎は無惨にひしゃげ、1階が押しつぶされています。クラテンでは片づけ終わった瓦礫のそばで、男達が話し合っています。
さて、被災したサスミント・マルドウォ舞踊団(通称プジョクスマン)を支援する会を発足しました。プジョクスマン支援の会です。
ガムランの深い響きに合わせて、身体の隅々まで神経を張り巡らし、ゆったりと舞うのがジャワ舞踊です。ジョグジャカルタ王宮の舞踊を継承し、次世代へ繋いでいく活動をしているのがプジョクスマンです。今回の地震では、建物に大きな被害を受けました。週に4回を開かれている子ども達のための舞踊クラスも閉鎖されたままです。現在、代替の場所を検討中です。
支援の会では、舞踊クラスの再開、建物の修繕や再建を支援していきます。僕も7月には、ジョグジャへ行き、再建策をともに検討し、支援を始めるつもりにしています。
以下に長くなりますが、支援の会の趣意書を引用します。
宜しければご覧下さい。
(佐久間新)
クスマン(サスミント・マルドウォ舞踊団の本拠地)界隈では、建物にかなりの被害が出ています。また、余震が依然と続き、市内北部の活火山ムラピ山も依然活発で、安心して寝られる日がないようです。
イウィンさんが写真を撮ってきました。見慣れた舞踊団の客席の屋根は落ち、柱は
大きく傾いています。舞踊団のゴッドマザー、ブ・ティアは応接セットを外に並べ、ブルーシートの下で暮らしています。芸術大学の4階建ての校舎は無惨にひしゃげ、1階が押しつぶされています。クラテンでは片づけ終わった瓦礫のそばで、男達が話し合っています。
さて、被災したサスミント・マルドウォ舞踊団(通称プジョクスマン)を支援する会を発足しました。プジョクスマン支援の会です。
ガムランの深い響きに合わせて、身体の隅々まで神経を張り巡らし、ゆったりと舞うのがジャワ舞踊です。ジョグジャカルタ王宮の舞踊を継承し、次世代へ繋いでいく活動をしているのがプジョクスマンです。今回の地震では、建物に大きな被害を受けました。週に4回を開かれている子ども達のための舞踊クラスも閉鎖されたままです。現在、代替の場所を検討中です。
支援の会では、舞踊クラスの再開、建物の修繕や再建を支援していきます。僕も7月には、ジョグジャへ行き、再建策をともに検討し、支援を始めるつもりにしています。
以下に長くなりますが、支援の会の趣意書を引用します。
宜しければご覧下さい。
(佐久間新)
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